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 NC用 コスワース・カムシャフト 後期型 適合検証 2010/11 

既に、NCロードスター前期型では十分なパフォーマンスを発揮している、コスワース製カムシャフトですが、公式には日本国内仕様のNC後期型での適合は確認できていませんでした。
後期型では、排気ガス浄化システムがより強化され、純正以外のエアークリーナーやボアアップスロットル、EXパイプなどの交換で、状況により、エンジンチェックランプが点灯する事が、確認されています。

それらの、問題点がカム交換作業でも発生するか、NOPROデモカー2号車(NC後期型)で検証して見ました。
    (カムシャフト・小径クランクプーリー以外、エンジン補器は全て純正仕様です)

      結論:カム交換は、NC後期型でも まったく、問題ありませんでした。
                   (チェックランプは点灯しません)

エンジンの特性・性能を左右する、カムシャフトは作動角が広い方が、高回転でパワーが出るのはチューニングの世界では広く知られていますが、昔のキャブや初期のインジェクションではアイドリングの不安定さとか、低回転でのトルクの減少などネガティブな要素が多く、カム交換は、あまり一般的ではありませんでした。
しかし、最新制御技術を持つNCロードスターのコンピューターでは、そのネガディブな部分の約90%をフィードバック制御でフォローする事ができ、アイドリングも安定し、さらに
3000rpmから7500rpmまで、純正カムでは味わえなかった、圧倒的な加速感を体感できます。

更に、ECUの燃調マップと点火マップを、カムに合わせ適正化する事で、とてもスムーズに吹け上がり、NCロードスターのエンジンにこの様なパワーが潜んでいた事に驚きます。

既に、数百キロの市街・高速のテスト走行を行っていますが、昭和時代のチューニングカーの様なネガティブな要素は無く、普通に走行でき、燃費も変わらず、不便の無い程度の低回転時のトルクが僅かに細くなる事以外は、とても楽しいレスポンスとパワーを体感できます。

ポン付けでも十分楽しめますが、ECUのプラスチューンで高回転の楽しさ3割増しです。
ECUマップも含めまして、もう少しデーターが集りましたら、又 お知らせ致します。

商品紹介ページ


コスワースのカムに交換後、色々なモードで、約1300KM走行しました。

シャシーダイナモで、色々なECUマップも測定して見ました。

左はノーマルECUでカムのみ交換したデーターで、右はECUの可変カムと点火タイミングのマップを少し変更しました。
表では、ピークの数馬力アップしか表現できていませんが、パワーの出ている回転域の幅が
数百回転広がり、低回転域やパーシャルスロットルからの体感加速も良くなり、さらに扱い
易いフィーリングになりました。 (マップの数値は余裕を持ったセットです)

以前、慣らし終了後に測定した標準データーは、170.5PS/6350rpm  20.8kgm/4910rpm
                  コスワース・カム交換のみ  192.3PS/7260rpm    22.1kgm/4240rpm
          〃  カム交換+ECU   195.3PS/7280rpm    22.6kgm/4350rpm

馬力測定後、自動車専用道路で約40キロの距離を、時速80km/hで
定速走行して見ました所、燃費は15.7km/Lを記録しました。

                   総  括  
      エアークリーナーやEXマニホールド・触媒等、補器は純正状態の結果として

           NCロードスター後期型(NC2)にコスワースのカムは、◎でお勧めです。
       低回転(3000rpm)ぐらいから、トルクが出始め、7500rpmまでスムーズ且つ
       トルクフルで、重量増になったNCをNAの様な感覚で走らせる事ができます。     
           NC前期の純正仕様の場合、でカムを交換した場合は、7000rpm以上回せ
           ないので、カムの本来の性能を発揮する条件が少ないですが、3000rpmから
           のトルクは、1kg-m前後は増えるので、街乗り等、一般的な走行条件でも、
           NC1/NC2共に純正カムからコスワース・カム交換しただけで十分楽しめます。 
     
           NC1のECUレブ回転アップ仕様や、元々7500rpm回せるNC2は、超Goodです。

       尚、低回転域のトルクの痩せは、ECUの可変カムの制御マップの一部を
      適正化する事で、ほとんど感じなくなります。


              カムプロフィール雑感                  
NC−MZRエンジン用スポーツカムとしては、以前から東名パワードのカムがあります。
NOPROデモカーでも使用し、ユーザーのロードスターにも今まで数台、装着しました。
この東名・カムが発生する性能は、中回転から高回転まで、明らかにパワーアップしますが、今回のコスワースのカム程の低・中回転域のパフォーマンスは感じられませんでした。
シリンダー内の混合気や燃焼ガスを出し入れする作業に対して、気体は吸い込む方が吐き出すより多少効率が悪い(負圧と正圧の関係)傾向がありますから、コスワースのカムプロフィールは、充填効率を考慮した、マツダの可変吸気システムとの相性が良いと感じられました。

追記: ECUデーターの蓄積により純正補器で、さらにパワーアップできる事を確認しています。 
    この検証内容は2010〜2011年初期の頃の物です。

カムシャフト商品紹介ページ

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